REQUEST
□午睡
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少女―――――ゆやはバランスを崩して、ほたるに覆い被さるような形になる
「ゆや………」
「ん………///」
ほたるが口を開けば、暖かい息がゆやの首筋にかかる
背中にまわしていた腕はだんだんと下に下がり、ゆやの尻を撫でる
「ひゃんッ………ゃ、ほたるさ………」
グゥ〜――――――…………
「…………」
「……………クス……」
ほたるの指がスカートに侵入しようとしたとき、腹の虫が鳴いた
「ゆや……お腹空いた……」
ほたるは、そう言って漸く体を起こす
「はい、ちゃんとほたるさんのもありますから、一緒にたべましょ?」
ゆやは持ってきていたカバンから大きめの弁当を出してほたるに差し出す
ほたるはそれを受け取ると、包みを開き、弁当を食べ始める
「あの……おいしいですか……?」
ゆやは自分の弁当を広げながら黙々と食べるほたるに訊く
「うん、ゆやの作ったヤツならなんでもおいしいよ」
そう言ってふわりと微笑ったほたるに、ゆやは顔を紅くしつつも弁当を食べ始めた