Dグレ的駄文

□気付いた時には
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僕を監視する為に来た、この監査官は・・・

鉄面皮で、

無愛想、

馬鹿みたいに生真面目で、

冗談なんてまるで通じない。

規則と仕事が脳内を占めているんじゃないかと疑う程に徹底している厳格振り。

・・・そして

「ウォーカー! 君はもう少し野菜を食べなさいっ!!!」



結構、口煩い。


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******


今日も僕の隣にいる、この監査官は・・・・

最近 油断したような柔らかい表情を見せ、

いつも、甘いお菓子の匂いを纏っている。


24時間監視体制のおかげで、誰も知らないであろう 君の事を知っていく・・・・

風呂上がりの 解かれた髪はとても艶やかだという事や、

年齢の割に小柄で、あの厳つい制服を脱ぐと 以外に細身だという事、

そして、

本当の君が


自分にとても厳しい割に、実は他人に甘い優しい人だという事・・・・。

・・・そんな君から目が離せない。

「ウォーカー、どうしたんです? 私の顔に何か付いてますか・・・?」

「・・・えっ!?いや別にっ・・・」
「・・・・?」

訝しむように、僕を見る その眼さえも愛おしくって・・・、



嗚呼、 なんて事だろう。


こんなにも





君を愛してしまうだなんて!


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アレ→リン
(気付いたら ずっと君が好き)

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