私は2年前に高校のJRC部(青少年赤十字)に入部した事をきっかけに国際協力を始め、モンゴルやフィリピンの貧困地区や不法占拠区、ゴミ集積所などを訪問してきました。

 それまでは貧困民と言われる人達は辛くて苦しい思いをしているのだと思っていたのですが、実際に現地を訪れてみると、どこを訪問してもみんなとても明るくて、優しくて、本当によく笑う人達ばかりで驚きました。

たしかに貧困により生活は貧しく、子供達が学校に通えなかったり、衛生環境が整っていなかったり、食事が満足に摂れなかったりと色々な問題はあるのですが、その地区一帯がまるで一つの家族のように沢山の人達がお互いを思いやり、助け合って生活していました。
そして彼らは「みんなと一緒に仲良く暮らせるだけで満足なんだ。だから今の生活が幸せだ。」と言います。

 フィリピンの人達に「Are you happy?」と質問すると、どんな環境に住んでいる人も、どんな状況に置かれている人も、ほぼ全ての人が笑顔で「Yes」と答えます。フィリピンには人を思いやる心や感謝の気持ちが根付いているように感じました。

お金や豊かさにとらわれず、家族や周りの人達を大切にする彼らを見て、日本に足りないものに気づかされました。

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