小説執筆

□無意味な告白
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「あのさ」

「なんだ?」

「俺、あんたのこと好きだ。」

「?」

「恋愛対象だからな。」

「なっ」

「旦那のことだから性別がとか年齢がとか言うんだろうけど」

「ちょ、」

「ついでに100年の壁があることも、」

「ちょっと待て」

「でも俺は旦那が好きなんだ。」

「落ち着け」

「自分の時代に戻ってもう会えなくてももし奥さんが居て旦那の墓の隣にその人の墓があっても毎日だって墓参り行って笑顔で好きだって言い続けられるくらい」

「あのな」

「愛してるんだ」

「……」

「……ごめん。」

「……」

「自分が言ってること理解してる」

「……」

「好きなんだ、ホントなんだ、知って欲しい」

「……わかったよ」

「ありがとう」

「だから泣かなくていい」

「ありがとう」

「…もう寝ろ、大丈夫だから」

「ありがとう」



理解してる。
自分の気持ちも旦那に言った言葉の意味も自分がした行動の重大さも
理解してる。

受け入れられることがないことも

理解してるよ。



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