小説執筆
□だって寒いし
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「何やってんの」
「あぁ、アーチェか」
「何やってんのって訊いてんの」
「寒いからな」
「それは知ってる。なんでチェスターに抱きついてんのかが知りたいの。」
「だから、寒いから。イフリートを呼ぼうかとも思ったんだが」
「クレスに怒られるわよ」
「もう怒られた。」
「あっそ…で、何?人肌ってわけ?」
「あぁ。」
「そこに暖炉有るじゃん」
「それもそうなんだけどな」
「で、あんたは抱きつかれてて邪魔じゃないの?チェスター」
「俺も寒いし」
「……暖炉は」
「それもそうなんだけどよ」
「「これで充分かなと思って」」
「………はいはいゴチソウサマ…………」
この体感的な寒さを上回る感覚的な暑苦しさを何とかしたい。
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