もうひとつの世界

□一章 日常
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「にしても懐かしいよね黒りんたん。」しみじみと言っているファイの隣で、黒鋼の怒りは爆発。
「黒りんたんってなんだヤ特にたんって!」
たんのとこになんかこだわってる黒鋼。
「た・・ん・・」四月一日、笑いすぎ。

そう・・・ここは斗月学園。名前の由来は、北斗七星からと、園長の壱原侑子が月の力を使う・・らしいところからきている。
お祭り大好きな人たちが集う学園であり、謎が多く、黒鋼とファイの母校でもある。
そして今日から先生・・・。え・・・?さっきの・・・?見なかったことにしてください。
「教室行こっかー、くろ×2」
「×2ってなんだ!いい加減にしやがれ!!」

教室

教室には、たくさんの生徒がワイワイしていた。
「はい。みんな席についてー」
周りの女子生徒が、かっこいい!とか、キャーキャー騒いでいる。静かになったところで自己紹介。
「オレはファイ。趣味は料理かなー。黒いのが黒るんるん♪」
「るんるん♪じゃねぇっ!待ちやがれ!」教室内を逃げ回るファイと、それを追う黒鋼。
「ってことでよろしく♪」そう言って笑った。

そんな二人を遠くから見ている人影があった。
「あの人たちだ。間違いない。」そう呟くと人影は消えた。
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