REBORN!


□腐女子の京子ちゃん
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生徒会室の前に到着した私は、高鳴る鼓動を抑えてそっと扉に耳を当てた。







「.....」









静寂、とても静かだ。物音一つしない

(おかしいな、花が嘘付くハズないし...)

扉をそっと引いてみる。









いた









その瞬間、私は身体中に幸福(萌え)が駆け巡るのを感じた。

なぜなら二人は









一つのソファーに寝転んでお昼寝をしていたからだ

(か、可愛い///も、もう駄目...)

二人のオーラに圧倒され、私はその場にぺたんと座り込んだ

(ガチホモ18禁同人誌を朝ごはん前に真顔で見る私が膝を付くなんて...)









彼らはなんて罪なんだろう









と、こうしてはいられない!!中に入ってじっくり観察しないと!!

私はなんとか立ち上がり、音を立てないようにゆっくりと二人に近づいた。

(委員長さんがツナくんを抱きかかえて眠ってる///)

ここで注意してもらいたい事が全部で一つある。

それは...
私が二人の間に入りたいと願っているわけではないという事である。

カッコいい男の子と付き合いたいって気持ちはもちろんある。

でもそれでは駄目









だって









男同士じゃないもん!!









私が創造する想像の世界では創造主である己さえも排除すべく存在なのである。
byきょこたん

以上を踏まえてこの先を読んで頂きたい

(寝てるなら、写メ撮れるよね...)

携帯を荒野のガンマンのように素早く取り出し、銃口を彼らに向ける。









「君、何してるの?」









バレた...委員長さんはツナくんを抱いたままの姿勢で突如現われた部外者を睨む

でももう後戻りは出来ない

「構わず続けて下さい」

「君が居ると邪魔なんだけど」

「無視して結構ですから」

「無視出来ないから邪魔なんだけど」

委員長さんの言葉を無視して私は写メを撮りまくる

「君、本気で噛み殺されたいの?」

「私じゃなくてツナくん見て下さい」

「写真やめてよ。嫌いなんだ」

「あっ、ちょっと上着脱いで貰えます?」

「聞いてよ!!」

「ワオ、雲雀さんでも大きな声でつっこんだりするんだ」

「僕の台詞を使うな」

「あっ、委員長さんの上着をツナくんに掛けてあげるのも良いですね」

「.....」

「それは良いかもね」

「って違うよ!!僕は君に帰って欲しいんだ!!」

「ワオ、委員長さん、初めてのノリつっこみですね。私もさっきやりました。」

「僕の台詞を使うなって」

その後、私と委員長さんの攻防は放課後まで続いた。












「笹川京子...あの雲雀と渡り合うとは中々やるな。ボンゴレファミリーにスカウトしたくなったぞ」
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