REBORN!


□ボンゴレ作戦会議
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了平も負けじと反撃に出る

「山本と獄寺のコンビは人気あるらしいぞ!」

「京子が言ってたんだ、極限間違いない!」



「またあの女かよ!毒されてんじゃねー!芝生筋肉!」




「京子の事を悪く言うな、全然筋肉ないぞ!」





「お前の事だよ!!」





事態の収拾が付かなくなってきたと見たツナは、収拾を収めるため、骸に話題を振った。

「骸はどうなの?」

「僕はこれ一本で行きます」

問われた骸はまってましたとばかりにクフンと鼻を鳴らし、どこからともなくギターを取り出し、頼まれてもいないのに歌い始めた。



「ナーポ、ナーポ、ナポ、パイナッポー、輪廻の果てからやぁてきたー」





「パクリじゃねーか!!」





今日の獄寺は忙しい、了平をつっこんでいたかと思えば次の瞬間、もう骸をつっこんでいる。

「クフフ…これだからカバーを理解しないトーシロ(素人)は…」

「もう業界人気分かよ!」




「ら、ランボはどうなのかな?」

また喧嘩になると感じたのか、ツナは話題の矛先を大人ランボに向けた。

「…これです」

そう告げるとランボは了平と同じように了平と同じような本をテーブルの上に置いた





『ごっきゅん、ミルクをごっきゅん』





「題名やべー!!」





「何でオレとお前なんだよ!」

「芝生頭といい、嫌がらせかよ!」

「無駄に上手いし!」





「いえ、嫌だったんですけど京子さんに「これも需要あるよ」って進められて…」



「またアイツかよ!何か弱み握られてんのかよ!」





「せめてオレと10代目にしろよ!!」





「………」

その一言に場の空気が一瞬にして凍りついた。



「獄寺くん気持ち悪い」

「い、いえ!あ…の」

「獄寺くん気持ち悪い」





「二回言わなくても…」





獄寺に助け舟を出したのは意外な人物であった。

「まぁまぁ獄寺が気持ち悪いのは今に始まったことじゃないぜ」

お馴染み!微笑みの四番バッター山本である。



「気持ち悪くはねー…」

つっこもうとした獄寺は、そこまで言って止まった。

山本の姿に違和感を感じたからだ

「山本、お前…その格好」



「バレちまったか…」

山本は低い声で答えた。
先程までの笑顔は一片も残っていない

「実はオレ…」





「寿司あんま好きじゃねーのな」





「そっちじゃねーよ!」

「どんな格好してたらそう見えんだよ」



「オレが言いてーのは…」





「なんでブラックスペルの格好してるのかって事だ!!」





獄寺は三度立ち上がった、今までに無い剣幕である。
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