旧小説置き場

□博麗神社の一日
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「もう昼なのね・・・」
こうして霊夢は、昼ごはん(米一杯とおせんべい)をすまして再び外に出た。


博麗神社にはいろんな妖怪がよってくる。
(あっ!お賽銭してくれてる人だわ!)
このように心の中で喜ぶときもあれば、
(あ〜もう・・・騒がしいし迷惑だわ・・・)
と、氷の妖精やらメイドやらスキマ妖怪やらのせいで心の中でため息をつくときもあった。

「今日も大変だわ・・・」
「おっ霊夢じゃないか」
「あっ魔理沙じゃない。今日は何か用でもあったの?」
「特に会いに来ただけだぜ」

彼女は霊夢の(多分)親友、霧雨魔理沙だった。・・・今日は魔理沙の友達でもある、伊達軍の双竜(伊達政宗と片倉小十朗のこと)も一緒だ。
また騒がしいことになりそうで霊夢は不安になったのだが・・・

「今日はやけに不機嫌じゃねえか、巫女さん」
政宗がそういった。

・・・図星だ。
「当たり前じゃない。こんなにも妖怪がうろちょろしているんだから」
「どこか普通の神社とは違うみたいだな」
「そりゃあそうでしょ小十朗さん。何故ならここは幻想郷には不可欠なんですから」

その通り。博麗神社は幻想郷にとっては幻想郷と人間界の境目とも言える場所なのだ(多分^^;)
「この家に生まれたからじゃないのか?」
「特にそういうことは思ってもいませんけど」
「アンタはのんきでいいじゃねえか・・・俺なんて散々苦労してるんだ」

政宗にもいろいろ過去はあるらしい。それはまたの機会ということで・・・「あああっ!!」

「?どうかしたのか霊夢?」
「もうこんな時間じゃない!こんなところで立ち話なんてしてるから・・・」



「「「あっ・・・」」」

「もうこんな時間じゃないか!・・・それじゃ私は家に帰らせてもらうぜ」「好きにしなさい」
「俺たちももうそろそろ戻るとするか、小十朗」「ちゃんと明日に向けての準備も怠らないでくだされ」
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