東方肝試行
□EX第三話
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「・・・・・・」
黙々とアリスたちは前へ前へと進む。
「本当に大丈夫かい?あんな様子で・・・」
「それでも、人形が戻ってこないとなると深刻な事態なのよ」
「それはわかるけどさ・・・」
佐助はどうやらアリスのことが心配であるらしい。
「ところで、その人形は何に使うつもりだったの?」
「決まってるじゃない。
あの泥棒黒白を懲らしめるためよ!」
成る程ね・・・
と、佐助は一応納得しておくことにした。
すると・・・
―どっしゃーん!!!
「「「わぎゃー!?」」」
一同が突然の落雷に驚く。
そこへ・・・
「貴方達が侵入者の方々ですね」
黄色い髪の少女が突如現れた。
「侵入者・・・ですって?」
「此処は私共が管理している通路なのです」
「それはどういうことでござるか?」
「怪しいものを見張るため、そして亡霊達のご意見番なのですよ〜」
成る程、アリスは話を理解した。
しかし、もとあと言えば変な挙動の幽霊達のほうが本来ならもっと怪しいはずだ。
なのに何故自分達のほうが怪しい者扱いされなければならないのか?
アリスは納得がいかなかった。
「要するに通すわけにはいかないってことね・・・
ならばこちらも力づくよ!」