東方肝試行

□第八話
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「何よぉ、あのとき私があんたを倒せなかったら大変なことになってたんだから」
「まあ、世界問題ですね」
「世界ほどではないと思うが・・・
というかお前、人間の復讐やめたら次はどうするんだ?」
「うーん、そうだねぇ・・・」

異変の張本人、朝女は次にやることは何かと悩んでいた。
彼女が異変―というよりも事件だが―を起こした理由・・・
それはまず手始めに自分たちの居場所を探すためだった。
だが改心した部下にも裏切られ霊夢に敗北、神社を開放したのだった。

「・・・そうだ、今度は冥界にでも逝けるようにがんばろうかしら?」
「何か漢字間違ってない?」
「気のせいだぜ」
「しかし冥界ですか〜行った事はないのですがどんな場所でしょうか〜?」
「きっと騒がしいわよ、そこらへんの亡霊とは違うし」

冥界といえば亡霊お嬢様、西行寺幽々子である。
大食いかつ何も考えてなさそうなのんびりさはまさに異端とも言えるべきだ。

「そんじゃ、あとで道案内頼むよ」
「何かこの目標も一日でつぶれそうね」
「何か言った?」
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