東方肝試行

□第七話
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「やっとたどり着いたわ・・・」

霊夢達がたどり着いた先は、霊たちで賑わっていた鳥居だ。

「でも何で鳥居ぐらいで時間がこんなにもかかったのかしら・・・」
「気のせいじゃないか?」

「まあ、この先に朝女とかいう黒幕がいるのね」
「呼んだかい?」

霊夢が朝女の名前を言ったそのとき、朝女本人と思われる人物が現れた。

「あんたが朝女ね?」
「まあそうだよ。でも何であたしの名前を知ってるんだ?」
「時音とかいうやつが言ってたわ」
「時音ちゃんか・・・あの子、知らないうちに情報を漏らす癖があるからねぇ・・・」

どうやら彼女は時音のことをよく知っているようだ。
時音はおそらく朝女によく仕えているのだろう。

「まあ、とりあえず改めて自己紹介させてもらうよ。
あたしは怨我寺朝女(おんがでらあさめ)。亡霊だよ。」
「さて、何で私の神社を乗っ取って勝手に縄張りにしたのかしら?」
「あたしはね、人間は嫌いなのよ」
「人間が嫌い・・・?」
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