東方肝試行
□EX第三話
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前回までのあらすじ―
博麗神社幽霊騒動から数日後・・・
アリスが自慢の人形を盗まれる事件が発生する。
犯人は魔理沙であると思われていたが、魔理沙は紅魔館へ出かけていたことが発覚。
そして神社からは亡霊達が冥界へと旅立っていたところだったが・・・
その亡霊達に何か異常があったようである。
そこで霊夢たちが事件解決へと向かった。
・・・後ろでほくそ笑む真犯人に見守られながら。
「で、出かけてみたのはいいんだけど・・・」
困ったことに今回は情報が一切ないため、捜査は難航していた。
「私の人形でも飛ばしてみるかしら?」
そう提案したのはアリス。
「でもそれって、サーチ機能みたいなのはついてんのかい?」
「付いてはいないわ。
でも、同じ人形同士だから気配はわかるはずよ」
アリスは自身ありげに答えたが、周囲は心配でしょうがない様子である。
「な、なによ、その雰囲気・・・」
再び絶望感が一同を取り巻いたそのとき、声を上げたのは。
「では、手分けして探すというのはどうでしょうか」
誘木時音だった。
彼女は亡霊軍団唯一の人間であったが、立場は高い。
「そうね・・・今はそれが妥当だわ。
でもどうやって手分けして探すのよ?」
「それは、親しい者同士で・・・」
「「「「・・・・・・・・」」」
こうして、時音と唯一面識のある霊夢とアリス、幸村、佐助の二組に分かれて行動することとなった。