東方肝試行

□EX第一話
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今日も天気は雹である。
もちろんそんなことは気にもしていない。

此処はとある人形遣いの家。
外にはその人形遣いがいた。

「さてと、あれから少しずつ調整は重ねたけど・・・
やっぱり実践に限るわね」

アリス・マーガトロイド。
それが彼女の名前である。
彼女が言った調整というのは人形のことである。
しかし、それはただの人形ではないのだ。
ただの人形なら調整の必要性すらないだろう。
強いて言うならただの人形にすることは補強である。

「それじゃあ今回もいってみましょう。
ゴリアテ人形!!!」

彼女が人形を取り出すと、その人形はみるみる巨大化していき、ついには魔法の森からも余裕で姿が見えるぐらいにまで大きくなった。
これがゴリアテ人形である。

「今回も森を荒らさない程度にいこうかしら」

その声を合図のように、人形は動き始めた。
此処まで大きいと、動くだけでもざわざわと木々が動いている。
そうしてアリスは人形を動かしていた。
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