東方肝試行
□第六話
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―お客様が確実に近づいておりますね。
ここでさっさと追い返さなければ私がこっぴどく叱られ、
さらにはあの方の邪魔となるでしょう。
では、そろそろ私がいくとしましょう・・・
「これでもうどれくらい進んだかな・・・」
「さあ、わからないな」
霊夢達は勘に任せてどんどん足を進めていった。
しかしある程度進んだところである異変に気がつく。
「・・・ちょっと、だんだんこの道明るくなってきてない?」
「Ah、よく見たらそのようだな・・・
ずいぶんと気がつかなかったなァ」
「見ろよ、あれが明かりじゃないか?」
魔理沙が指をさした方向には・・・
「あれは・・・霊魂?」
「あれを街灯代わりにしているようだな」
そして気がつけば夜のわりには周りはとても明るくなっていた。
「っつーことはそろそろここら辺が縄張りってことだな」
「そうね・・・あと少しでやっと神社を乗っ取った元凶がいるわ!」
霊夢は張り切って走っていった。
「おーい霊夢、あまり慌てるなよ」
「大丈夫よ!慌ててなんかいないわ」