東方肝試行
□第三話
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夜璃子に勝利を収めた霊夢達。やっとのこと縄張りにいよいよ侵入することになったわけなのだが・・・
「うわぁ〜、どこを見ても林だらけじゃないの;」
「こんなところを縄張りにしていたんだな」
霊夢達が辺りを見回すとそこは林だらけなのであった。でも縄張りということだけあって先ほどとは大違いに霊が飛び回っている。
「こんなんじゃ全く前が見えねぇじゃねぇか」
「困ったわねー・・・
ちょっと子夜〜どこにいるのよー?」
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん」
霊夢が子夜を呼ぶと目の前にぼわんっと現れた。
「さっきはどこに行ってたのよ」
「ちょっと休憩してました〜幽霊も意外と疲れやすいもので「ただたんに体力がないだけでしょ」
それで何か用がありましたか?」
「前がよく見えにくいのよ・・・何とかしてくれない?」
「それじゃあ退治すればいいじゃないですかぁ」
・・・確かにそれも最もな意見なのだが霊夢の思惑は。
「こんな道中で体力を使ってられないでしょ!何とかしなさい」
「え〜ならしょうがないですねぇ・・・
みなさ〜ん、博麗様御一行が通りにくいので少し道をどけてもらえますか〜」
子夜がそういうと、目の前に大量にいた霊達が一気にどいていった。
「うわぁ〜先ほどとは大違いね・・・
って最初からそうできるなら序盤からそうしなさいよ!」
「霊達を改心させるには博麗様のお力が必要になりますんで」
「結局面倒くさいだけじゃない!」
「って霊夢も考えてること同じじゃないか」
「とりあえずさっさと奥に行くぞ、巫女さん」
「いや、まあうん;」
こうして霊夢達は霊達そっちのけでどんどん奥へと入り込んで行くのだった。