東方肝試行

□EX第四話
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っつぅぅぅ!?
あ、頭が・・・い、いた・・・」
「あ、アリス殿!?」

真田幸村のそばにいたアリスが頭を抱えて苦しみもだえる。

「っく・・・!
どうやら・・おれさ・・・まも・・・い・・しきが・・・」
「・・・どうやらこの二方は限界のようですね」

佐助も徐々に激しい頭痛に犯される。
そしえ二人は突然地面に倒れこんだ。

「わわっ!?
ど、どうしたんですか〜」
「!まずい!
二人とも、そこを・・・!?」

離れて、という前に倒れていた二人が突然動き出し、幸村とたまきを狙って襲ってきた。

「ミスティムーンライトっ!」
「ぬおっ!?」「きゃ〜!?」

そこを時音は二人をかばって、スペルカードのレーザーで対抗し、何とか追い払うことに成功した。

「まずいですね・・・
どうやらこのお二方も洗脳されてしまったようです。」
「な、なんと!?」
「ど、どうしましょう!?
戦力的にかなり不利ですよ〜!?」

あせりを見せる三人を余所に霊夢は
「んなもんあたしが先にあっちの黒幕をしとめりゃいいでしょ!」
と怒鳴った。
こういう状況においてやはり、楽天的な巫女とは頼りになる存在である。

「では私も行くわよ!
愛符『ノスタルジック・ラヴァー』!」

遅くて密度の濃い弾幕がじわりじわりと霊夢を追い詰めようとする。

「あたしの弾幕避けのうまさを伊達に思わないことね!」

そんな中でも、霊夢は非常に冷静に弾幕を避け、反撃のチャンスをうかがおうとした・・・

「ってわわっ!?」

しかし、そんな霊夢をアリスの人形や亡霊が妨害しようとする。

「博麗さん、危ない!」

そこを時音が銃弾で人形たちを打ち落とす。

「くっ人形や幽霊を使って妨害しようなんて卑怯よ!」
「勝てば官軍、すなわち何でもあり!
勝つためには、そして愛のためには卑怯なことも正当化されるのよ!」

・・・おおよそ理不尽な言い分だ。

「んじゃ、喰らいなさい。
ホーミングアミュレット!」
「つ、追尾してくる弾!?
卑怯者め!」
あんたが言うな!
勝つためには何でもありって言ったのは誰だよ!」

しかし、愛子の動きが非常に緩慢だったため、あっさりと被弾した。
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