BLEACH短編小説
□ちょっとした望み
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『砕蜂隊長。今夜俺の部屋に来てください』
鉄鬼に言われ、私は今鉄鬼の部屋へと向かった。
「鉄鬼。私だ、砕蜂だ」
『ああ、砕蜂隊長!!ちょっと待ってください』
「?・・・あぁ」
そういわれ、私はほんの数分待っていた。
・・・・もう少し防寒対策しとくべきだったな。
赤くなった手に息を吹きかけ少しでも暖めようとした。
(まだか・・・・)
もう一回呼びかけようとしたとき扉が勝手に開いた。
『すまんな砕蜂。準備がなかなか終わらなかったものだから』
鉄鬼は本当にすまなそうに頭を掻きながら出てきた。
「ふん・・・まあお前でなければ確実に帰ってたがな。それより早く中に入れろ、寒い」
『あぁ、すまない・・・・だいぶ冷たくなっちまったな』
「かまわん・・・それよりなんで呼び出したのだ?」
私は不思議に思っていることを述べた。
『それは中に入ってからのお楽しみだ』
「・・・?」
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