図書館戦争短編小説

□どうして・・・?
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喉が裂けるほど、悲鳴を上げた。そして、小牧が持っていたサブマシンガンを拾い、撃った。





薬莢が転がる。血飛沫が上がる。悲鳴が聞こえる。カチ、弾を全部吐き尽くしたことを知らせる音がした。撃った方向には、小牧を撃った男の死体が転がっていた。





「・・・。小牧・・・さん」





銃を落とし小牧の元へと歩いていった。しゃがみこんだ。見慣れた顔には、血がついていた。





ねぇ、返事してよ。いつもみたいに。ねぇ、笑ってよ。ほかの人には見せないあの笑顔。ねぇ、返事して。





小牧の太股にあるホルスターから、拳銃を抜き。自分のコメカミに当てた。





ねぇ、待ってて。今すぐ、私もそっちに逝くから。





一発の銃声が鳴った。
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