宝玉
□林檎曲様<小説>
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honobono
「はぁ〜今日の夜は楽しみだなぁvvアンナ♪」
さっきから意味ありげな言葉ばっかりかけてくる葉。それもそう。今日はあたしと葉はまん太の家が経営するホテルに泊まっている。たまには夫婦仲よくってまん太が無料の宿泊券をくれた。旅館じゃないのが残念だけどせっかくだから有効に使わないとね。
「うるさいわよっ//」
あたしは軽く適当にあしらい、雑誌に集中した。そうしないとドキドキしてるのがバレてしまいそうだから。今日は2人きりっていうこともあって一緒にお風呂にはいるのを許してしまった。
「はぁ…どうしようかしら//」
今更後悔したって遅いのは分かってるけど、あの葉のことだからおとなしくお風呂に入るだけじゃ済まないと思う//
「そうだ…」
あたしはあることを思いついてその場を後にした。
「はぁ〜飯うまかったなぁ♪」
「そうね、なかなか美味しかったわ」
なかなかの豪華な夕食にあたしたちは満足していた。ゆっくりとテレビを見ていると葉が甘えるように抱きついてきた。
「なぁ…そろそろ風呂入らん?」
「え…//そ、そうね//」
あたしが返事を返すと葉は嬉しそうにあたしにキスをして、そのままあたしの体を持ち上げた。
「きゃっ//ちょっおろしなさいよ!!//」
「ま、いいじゃんかよvv」
そのまま脱衣所に連れて行かれてちゃっかりあたしの服を脱がしにかかる葉。
「やっ自分でできるわよ//」
「オイラがしてやるって♪」
といってもいつものワンピースで来たあたしはワンピースを脱がされると下着だけ。さすがに恥ずかしいと思い、葉から逃げる。