月光譚 ―gekkoutan―
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□十、覚醒
望んで失うものなどありはしない。望んで手放すものなどありはしない。友よ――。
□十一、薄暮
暮れてゆく空、刻々と変わるその色に、人は何を想うのだろう。
□十二、訣別
人の心も、別れの形も、決して一つではありえない。それぞれの想いゆえに……。
□十三、変心
忘れゆくこと。変わりゆくこと。それは、人が人である所以。人ゆえの業。
□十四、朝霧
別れと再会。分かりあえない、分かりたい……。答えは最初からここにある。
□十五、白虹
『さよなら』は言わない。たとえ二度と逢えないとしても――。《本編最終章》
□終章、玉響(たまゆら)
そして――、
□あとがき
感謝を込めて。
□もう一つの『あとがき』
2008年１月の私が思うこと。
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