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□突発まとめ
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星空の下で‥【春勘】
「わぁ、星がいっぱいできれーだね」
満天の星空を見上げながら僕、一ノ宮勘太郎は後ろにいる愛しい彼に話し掛けた。
「あぁ、そうだな」
相変わらずのぶっきらぼうな答えに僕は思わず笑ってしまう。
今僕は春華と夜のお散歩をしている最中。
星が見たくなって春華とヨーコちゃんの二人を誘おうと思ったんだけど、ヨーコちゃんは疲れて眠っちゃったから二人で来ちゃった。
春華も珍しく素直に付いて来てくれたし、これもお星さまのお陰かな？
「凄い星、手を伸ばしたら届きそう。そう思わない？春華」
振り返って春華に問えば、彼は驚いたように目を開く。
「お前バカか？手を伸ばしたって星に届くわけねぇだろ」
まるでバカにしたように溜め息を吐きながら答えてくる春華に、僕は頬を膨らませた。
「もぉ！春華は夢が無いなぁ」
「‥現実的に無理だろ。俺は事実を言ったまでだ」
確かにそうだけどさぁ…
もう少し夢を持ってくれたっていいのになぁ、と思いつつ僕は春華に背を向け歩き始める。
「はいはい、そうですね。僕がバカでした。星に届こうなんて無理な話だったね」
振り返らず、歩きながら話し掛けると後ろから肩を掴まれ春華と向き合うような格好にされた。
「確かに星には届かないが此処にも星があるぞ」
「え？な…」
何？と聞こうとした僕の瞼に春華の唇が落ちてくる。
「んっ‥春華？」
「お前の目は星みたいに綺麗だからな」
いきなりそんなことを言われ、顔に熱が集まるのを感じた。
しかし困惑する僕を置いて春華は歩きだしてしまう。
その顔が少し赤くなってたのは僕の見間違いなのかな？
「待ってよ！春華ぁ！！」
「さっさと歩け」
そう言ってぎゅっと僕の手を握ってくれた春華。
星空の下で、僕は幸せな時間を過ごしました。
□終□
恥ずかしい（/ω＼）