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□もしも忍足がサンタだったら。
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つーか世界中のガキの家なんて回ってられへんっちゅーねん。
俺寒いん嫌や。
せやから、此処はもう跡部の家オンリーでえぇと思うんやけど。(にっこり)
てな訳で、俺は跡部の寝室に向かったんやけどな。
[忍 足 以 外]
「……」
豪快で達筆な黒フォント。
普通サイズのいかにも高価そうな赤い靴下には、そんなメモが貼ってあって。
隣には天使のよーな寝顔の鬼よme…いやいや何でもあらへん。
天使のような寝顔の景ちゃんが、すぅすぅ寝息を立てとった。
…やけど、いつ見てもキレーな寝顔やんなぁ…。
俺は頬に手を当てて悩ましげに溜め息を吐いて、其れからふと名案を思い付いた。(迷案とちゃうで)
メモの「忍足」と「以外」の間を綺麗に破く。
「以外」を1センチ四方よりも細かく粉砕して、ゴミ箱にハイ、さいなら。
どや、完璧やないか!
(キラキラ)
俺は大きく頷いて、早速暖かいベッドにお邪魔しようと…
「此の、変態がぁぁッ!!」
「げふっッッ」
不意にベッドの中から繰り出された華麗なるミドルキックがクリーンヒット。
「ああああ跡部?!」
何で起きとんねん、と痛む腰をさすりながら問うと、
「SP、呼んでも良いか?」
小首を傾げ、目の覚める極上の微笑みで、天使はサンタに死亡通告を出しましたとさ。
…俺、泣いてもえぇかな。
―終わってみる?
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漫画ならこういうノリが大好きです。文章って難しい。
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