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□もしも跡部がサンタだったら。
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此の俺様が配ってやるんだ。
有難く受取りな!
(キラキラ)
(勿論トナカイは樺地)
「さて最後の家は、と。何だ忍足か…」
ベッドサイドの赤い靴下に、リクエストのメモがある筈だ。
トナカイ(樺地)は外に待たせておいて、俺は真っ暗な寝室にそっと踏み込んだ。
[欲しいもの 跡部]
[跡部景吾]
[跡部を下さい]
[愛してる]
[跡部]
[景ちゃん]
[跡部が欲しい]
[跡部]
[プレゼントになって]
[跡部景吾]
「……」
やけにビッグサイズでファンシーな赤い靴下に貼られていたのは、おびただしい数のメモ、メモ、メモ。
そして隣には間抜けた顔で、寝息を立てる馬鹿がひとり。
きっと素晴らしい明日の朝の夢でも見ているに違いない。
…ハッ、馬鹿が。
手近なメモを静かに握り潰しながら、俺は心の中で呟いた。
今のうちにいっそ殺してしまおうか…、と。
―終わっちゃおう
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ラブが偏っててごめんなさい。
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