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□哀望
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…唯、何なのだろう。
其れが自分には判らなかった。
一瞬ではあったものの、何かが頭の端を掠めた様な気がしたというのに。
気怠さが、身体を支配する。
何処か腹立たしく、其れでいて何処か、腑に落ちないかの様で。
胸の内を巡る、訳の判らない感情に押し流されてしまいそうだった。
アイツに逢えば、こんな感情、忘れ去ってしまえるのだろうか。
またしても、自嘲が零れる。
例えそうなのだとしても。
其れを妨げたのは他ならぬ自分だというのに。
―To be continued...
『のに』多用し過ぎ…。
焦らします。(笑)
でも次から動かす予定です色々と。