その他

□天の使い
2ページ/2ページ






何処までも広がる草原の中で柔らかな光を放ちながら羽が揺れる。
楽しそうにピンクの羽を揺らめかせながら、くるくると回る彼女の姿を少し後ろから眺めていた。

ふわふわ風に靡くように揺らめく羽

視線を落とし持ち上げた手の平を見つめる。



あの時

手に触れた薄い光は

確かに、熱いとか冷たいなんて感じなかった。




ふと、名前を呼ばれた気がして顔を上げると
青い空をバックに、振り返って微笑み手を振る彼女に、同じように手を振り返す。



見上げた空には二つの色の違う大小の月。
きっと、後数日も経てば夜空に肉眼で見える月は一つだけになるのだろう。
その遠ざかる月へ向けて手を翳す。





あの蒼い羽からは体温を感じなかったけど


俺には、確かに温かい感触がした気がしたんだ。



もしかしたらそれは


クラトスの内側に触れた温度だったのかもしれない。



end



++++++++++

羽ネタも書きたかった!

でも、ファンダム未プレイなんで矛盾があるだろうから先に謝っておきます。
資料がないんでかなり捏造してます。
本編で何か羽について説明してたのかすら思い出せない始末。
ゲームを確かめる時間がないんで確認次第、後で修正するかも。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ